文学作品としての『ライトノベル』

はじめに

 この記事には客観的な意見や世論ではなく、私見が多く書かれています。

 そのことを理解したうえで、読み進めてください。

 また、ここでの『文学作品』とは、絵本、マンガ、および小説など物語作品全般を指すものとします。

 

 

ライトノベルとは言うけども

 そもそもの話、私たちが言っているライトノベルとは、何を指すのでしょうか?

 Wikipediaで「ライトノベル」の項目を見るとこのようなことが書いてありました。

ライトノベルとその他の小説の境界は曖昧であり、はっきりとした定義を持たないことから、「ライトノベルの定義」についてさまざまな説がある。ライトノベルを発行しているレーベルから出ている、出版社がその旨宣言した作品、マンガ萌え絵イラストレーション、挿絵を多用し、登場人物のキャラクターイメージや世界観設定を予め固定化している、キャラクターを中心として作られている、青少年(あるいは若年層)を読者層に想定して執筆されている、作者が自称する、など、様々な定義が作られた[2][3][信頼性要検証]が、いずれも客観的な定義にはなっていない。(Wikipediaより) 

  長文で書いてあり、読むのに時間がかかるかもしれませんが要約するとこうです。

 わ か ら ん

 ...はい、見分け方すら定義されてません。

 ですがそれだと、記事すらかけないので、この記事においては、

 50~150ページに1~2枚程度の割合で挿絵が入っているもの

 と、定義したいと思います。

 ガバガバ定義ですが、これで大体の「ライトノベル」と呼ばれるものはカバーできると思うのでこれで行きます。

 

ライトノベル』の特徴

 ……いや、そもそも文学作品をほとんど知らない筆者が書くのはどうかと思いますけど、今回はあくまで「『ライトノベル』は文学作品を読むうえでどの位置にいそうか」ということを書いていきたいと思います。

 とりあえず、上で定義したライトノベルの特徴について書いておきます。

  • 挿絵がある
  • 文章が比較的難しくない

 他にも特徴はあると思いますが、今回はこの2つについて掘り下げていきます。

 挿絵がある

 これが一番の特徴でしょうか。他にも挿絵付きの作品はあるにしろ、割と頻繁に挿絵が現れるのはライトノベルの大きな特徴だと思います。更に言うと、状況をそのまま映し出した、直接的な挿絵を多く見かける気がします。

 文章が比較的難しくない

 例えば、権威的な賞(芥川賞など)をもらうような小説では、難しい言い回しや難解な表現などが少なからず見受けられます。

 それ自体は文学作品として何も悪いことではない(むしろ良いこと)なのですが、自分のような小説初心者には読みづらいものがあります。

 対して、ライトノベルでは伏線などはあるものの、直接的な表現が多く初めて見る人も読みやすくなっています。

 

そんな『ライトノベル』は文学作品の中で...

 もう言いたいことはわかりますよね?

 ライトノベルは文学作品の中で、『初心者~中級者向き』の立ち位置のあると思います。

 したがって、絵本、マンガをある程度読んた人たちが次何を読もうと思ったときに、そのステップの一つとして読むことをお勧めします。

 ...まぁ、そうやってライトノベルを読み始めて、先に進めなくなってしまった人たちもたくさんいるので、普通に小説を読むのも一つの手ですが。

 

最後に

 何度も言いますが、あくまで私見です。

 もしこの意見に同感できない方がいらっしゃったら、一介の高専生の独り言だと思って流して下さい。